
寒さが本格的になって来ましたねぇ。
自転車で走っていても
風が冷たく感じるようになりました。
店頭にはクリスマスの絵本を揃え
冬の到来を待つばかりです。
■■■ 本日のおすすめ本 ■■■
【このブログはいろいろな所から出版の情報を集めて、書いています。出来るだけ多くの本を取り上げようと思っていますので、紹介する文章は中途半端に終わっているかも知れません。それでも、本のセレクトにはいっぱいの気持ちを込めています】
『教室を路地に! 横浜国大VS紅テント2739日』
唐十郎・室井尚著 岩波書店
本書には、横浜国立大学教授・室井尚の書き下ろしエッセイ、唐十郎と室井尚の対談、この二人が育てた横浜国大内の学生劇団「唐ゼミ」のメンバーによる座談会が収められている。
唐十郎を横浜国大に呼んだ仕掛人である室井尚は、ここ数年、劇団唐組の一つの芝居を二十回近くも観ている、という。
唐の芝居は、リアリズム演劇、自分探しの演劇、異化・解体の演劇などとは異質である。
「唐の作品は強いて言えば、シェークスピア劇、もしくは近松や南北の過激さに近いような気もするが、それらよりもさらに複雑で過激なものであるように思われる」。
『少女機械考』 阿部嘉昭著 彩流社
少女機械。少女が機械だというのではなく、少女性というものを機械としてとらえる。
<いったん「少女性」という概念を掲げてみると、現在の少女性表現の多くが分析できてしまう点>に興奮したという著者。
著者は、90年代から現在までの少女性を、分析するという以上に、まさに生きた機械として動かそうとする。小説(金原ひとみ・綿矢りさ)、コミック(砂、やまだないと、高浜寛、福島聡、浅野いにお)、ポップ美術(会田誠)、音楽(ハルカリ、東京事変)、アニメ映画(宮崎駿)、写真(辺見えみり、オノデラユキ)、そして現実に起きる数々の事件。
ジャンルを横断して、対象の中に棲む少女たちに深く食い込んでゆく。
『上陸 田中小実昌初期短編集』 田中小実昌著 河出書房新社
またまた大好きな作家の登場です。
作家として立とうとする模索の時期、田中小実昌は、占領軍基地での通訳業の経験を生かしてハードボイルド小説の翻訳を手がけていた。田中訳のフィリップ・マーローが、冷静沈着な「私」ではなく、少し抜けた所もある「おれ」だったことはよく知られている。
哲学的な諧謔をまじえた「僕」の自己観察をもって、田中小実昌の小説は、三十代ですでに完成されていたといっていい。文体はもとより、戦中戦後の体験にもとづく主題も、すべて出そろっている。
◆◆ 絵本(児童書) ◆◆
『と おもったら・・・』 イエラ・マリ作 ブロンズ社
「うに」と思ったのにページをめくったら「やまあらし」。「とおもったら」でつづくかたち遊びとことばあそびが楽しめる絵本。
『とらちゃんのつむじ風』 沢田俊子作 長谷川知子画 文研出版
お母さんが「とらちゃんはおっさん化している」となげいている。けれど、うちは草野球チームのマスコットガールやで。
『ポチポチのレストラン』 井川ゆりこ作 文渓堂
今日のご飯は苦手な野菜のクリームシチュー。困っていたら子犬のポチポチがやって来て、不思議なレストランへ連れて行ってくれた・・・





