2005年11月07日

福島区野田のS病院さんへ

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マンションに隣接して、
歴史を感じさせる民家の蔵が窮屈そうに建っています。



最近このブログで取り上げた本の著者から

続けてコメントが入りました。

どちらも好意的なコメントで、

こんなブログにも目を通してくれているのかと思うと、

感激です。




■■■ 本日のおすすめ本 ■■■

『今日は死ぬのにもってこいの日』

 ナンシー・ウッド著 フランク・ハウエル画  金関寿夫訳 めるくまーる

かなり以前に出版された本ですが、久しぶりに雑誌で目にしたので、ここで取り上げました。
本書はアメリカの先住民タオス・ブエブロの古老たちが、語り継いできた「口承詩」をまとめた詩集。
1974年にアメリカで出版されて以来、世界中で読み継がれてきたロングセラー。大地に根ざして日々を重ね、あるがままの自然と共生する彼らの姿は、文化や国境を超えて私達の心に染み込んでくる。逆説的なタイトルも読者を惹き付ける。


『世界のはてのレゲエ・バー』 野中ともそ 双葉社

本物のレゲエ、金髪の美女・・・と夢を膨らませ、父親の転勤についてニューヨークへ来たコオ。だが彼を待っていたのは、異国にある日本人社会の窮屈な<円(サークル)>だった。
そんな環境から抜け出し、カメラ片手にマンハッタンの小さなレゲエ・バーに通うコオだった。「頭の中の映像を翻訳していくように」書くという著者の軽快な文章が心地よい青春群像ストーリー。著者自身によるイラストも魅力。


『いまどきの「常識」』 香山リカ著 岩波書店

平和の大切さや弱者への配慮、近隣諸国との友好親善を説くと、「きれいごとをいうな」。
著者は、信ずるところを語った自身の言論に、こうした反応に度々であってきた。
どこかがおかしい。著者は現代の日本に、理想を語ることを忌避する世相をみる。


『東京奇譚集』 村上春樹著 新潮社

遅まきながら、おすすめします。
村上春樹は短編がまたいい。言葉とイメージが凝縮されていて、細部が巧みに連繋して、ひとつのテーマを屹立させる。
奇譚とは、不思議で怪しい、ありそうにもない話のことである。あえて奇譚とつけるほど村上春樹にとって特別なジャンルではなく、むしろいつもの小説といっていい。
奇譚が人を夢中にさせるのは、それが定かでない形、人によっていかようにも読み取れる形だからである。
読む者はそこに、言葉ではうまくいいあらわせない何か、懐かしくも切実な何か深いものを感じ取る。


『ひとりで、居酒屋の旅へ』 太田和彦著 晶文社

日本酒と居酒屋をこよなく愛する著者がひとり旅にでかけた。
土地土地の味覚に驚き感銘し、ひとり酒の愉楽を味あう。酒や料理もさることながら、主人や客とのやりとりが楽しい。
ひとり旅だからこそのユーモアと哀愁。
それぞれのエッセイの向こうから、昭和歌謡のメロディが聴こえてくる。


『白骨花図鑑』 甘糟幸子著 集英社

死んでしまった自分の肉体を、様々な植物の種を敷き詰めた山の上の明るい平地に横たえる。
いつか植物たちが芽をだして、白骨はきれいな花々に囲まれる。病院の窓から見える空を眺めながらそんなことを考えている老婦人。
病院を抜け出し、図書館で白骨花図鑑を書き上げる。
死をあたりまえのことだと静かに受け止め、旅なれた無駄のない身支度のような清清しさを感じさせる。



    ◆◆ 絵本(児童書) ◆◆

『ぼくはかさ』 せなけいこ作・画 ポプラ社

ぼくは、たろうちゃんのかさ。晴れた日でも一緒なんだ。
おばけに夢中のたろうちゃん。よし、ぼくもかさおばけになろう。


『ポールと小鳥』 朝倉 勇著 安野光雅画 童話屋

少年の笛と小鳥の歌が敵国の王の心を動かし、平和を実現させるという夢の童話。
posted by つーやん at 22:01| Comment(0) | 記事
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