
公園のイチョウの葉っぱも
風にゆられて
つぎからつぎへと落ちはじめ
黄色い絨毯の出来上がり。
■■■ 本日のおすすめ本 ■■■
【このブログはいろいろな所から出版の情報を集めて、書いています。出来るだけ多くの本 を取り上げようと思っていますので、紹介する文章は中途半端に終わっているかも知れま せん。それでも、本のセレクトにはいっぱいの気持ちを込めています】
『知の自由人叢書 うしのよだれ』 坪井正五郎著
山口昌男著 川村伸秀編集 国書刊行会
これまで坪井正五郎といえば、日本の人類学や考古学の初期の研究者として記憶されているにすぎなかった。これに対し、解題にもあるように、本書「うしのよだれ」は「人類学史のなかで埃をかぶっていた坪井正五郎ではなく、江戸趣味の狂歌的笑いの感覚を持って、奇想なアイデアを次々と繰りだす魅力的な人物」としての坪井のもう一つ姿を浮かび上がらせようと、山口昌彦の監修で刊行された。
坪井の鋭い観察力や旺盛なアイデアマンとしての活躍は本書の随所に見られる。
『完訳 ファーブル昆虫記』 奥本大三郎訳 集英社
集英社の創業80周年記念出版として、全20巻で刊行され始めた。
フランス文学者であり、日本昆虫協会会長でもある奥本大三郎が始めて個人完訳したものだ。
また昆虫画家・見山博による昆虫、植物、および歴史、民俗資料の詳細なイラストに加え、昆虫写真家・海野和夫と今森光彦の貴重な写真も掲載。
『はじめての部落差別』 角岡伸彦著 文藝春秋
ここでは結婚差別の生々しい実態やマスコミにおける過剰な自主規制、大物政治家や著名ジャーナリストの差別発言などが報告されている。
被差別部落の定義の難しさ、その起源を巡る歴史学上の混乱、差別否定の反動としての美化、といった同和教育では教えない基礎知識から、複雑な因習や感情がからむ問題まで、部落問題の今が概観できる。
著者の筆致は全体をとおして軽やかだ。
著者はいう「柔道でたとえるなら、差別に対する受身の練習を何十年と続けている」と。
◆◆ 絵本(児童書) ◆◆
『緑の森のコッポたち』 松原由美子作 広瀬弦画 小峰書店
おおきな怪物に捕らわれているコッポとは、亡くなったと思われていた長老のトーボさんなのか。キーノが探しに出ることに。
『ウルフさんのやさしい畑』 クレイアー・ボーリエー作 カンタン・グレバン画
小峰書店
寒い冬、えものを探していたオオカミのウルフさんは、野菜を食べるオオカミになろうときめる。
『ゆき!ゆき!ゆき!』 オリヴィエ・ダンレイ作 たなかまや訳
評論社
そとは雪。ママはぼうやといっしょに、雪のなかへ。幻想的な美しさにみちた、雪の夜のお話。

