
先日このブログで石垣りんさんについて
ちょっと書きましたが、
現代の女性詩人を代表する一人、
茨木のり子さんが急逝された。
石垣さんと同じくその生きる姿は、
実に凛々しく、潔いものだった。
『自分の感受性くらい』 茨木のり子
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを
近親のせいにするな
なにもかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性ぐらい
自分で守れ
ばかものよ
■■■ 本日のおすすめ本 ■■■
【このブログはいろいろな所から出版の情報を集めて、書いています。出来るだけ多くの本を取り上げようと思っていますので、紹介する文章は中途半端に終わっているかも知れません。それでも、本のセレクトにはいっぱいの気持ちを込めています】
『世界の日本人ジョーク集』 早坂隆 中公新書
世界には、日本を扱ったジョークが意外に多い。
ハイテク国家、技術立国、生真面目な会社人間・・・
本書はジョークを8つのジャンルに分け、解説を含めたコラムとともに紹介する。サッカー、野球やアニメのネタも多く、世界の人々が日本をどのように見ているかを明示する。
『藁塚放浪記』 藤田洋三文・写真 石風社
収穫後の田んぼに、脱穀した藁を積み上げる「藁塚」。
棒杭に刺して高く積み上げるものからこんもりと丸いものまで、積み方や呼び名は各地さまざま。農作業の機械化で姿を消しつつあるが、著者はその造形の妙と工夫を30年かけて克明に撮影・記録した。
『愛と情熱の日本酒 魂をゆさぶる造り酒屋たち』 山同敦子著
ダイヤモンド社
またまたお酒の本です。
最近の日本酒は、終戦後の米不足時代と違って、高品質かつ手ごろな銘柄が続々と登場している。本書は人気の蔵元を訪ね、その酒造りにかける情熱を丹念に描く。巻末の解説も的確で、日本酒ファンにはうれしい一冊です。
『またまた へんないきもの』 早川いくを著 寺西晃絵 バジリコ
第一弾が好評だったようで、おとなも笑える図鑑、「またまた」が発売された。
「へんないきもの」の名前も「へん」で、<頭ぶたないで ツチブタ><蟹の仮面の告白 トラフカラッパ><頭隠して尻で撃退 シリキレグモ>・・・
覗いてみたくなったでしょう。
◆◆ 絵本(児童書) ◆◆
『おおきくなりたい ちびくまくん』 D・ベッドフォード文
J・チャップマン絵 まつなみふみこ訳 くもん出版
はやくママみたいに大人になりたいちびくまくん。
でも、大人になるってどういうこと?ママはその答えを、とてもすてきな方法で教えてくれます。読んだらきっとわが子を抱きしめたくなること間違いなし。
『はなちゃんのざぶとん』 いづみてつや作 本の森
おばあちゃんが作ってくれたざぶとんは、はなちゃんの宝物だった。
それがゴミ収集車に持っていかれたからさあ大変・・・
『おとなりさん』 きしらまゆこ文 高畠純画 BL出版
にわとりは、となりにだれかが引っ越してきたと知ってドキドキ。
でも、お隣さんはなかなか姿を見せません・・・

