
今日は一日ヘンな天気でした。
晴れから雪へ、
止んだと思えば雨になり、
また雪。
本日の売り上げ・・・言えません。
■■■ 本日のおすすめ本 ■■■
【このブログはいろいろな所から出版の情報を集めて、書いています。出来るだけ多くの本を取り上げようと思っていますので、紹介する文章は中途半端に終わっているかも知れません。それでも、本のセレクトにはいっぱいの気持ちを込めています】
『色街を呑む! 日本列島レトロ紀行』 勝谷誠彦著 祥伝社
今やマスコミで大活躍の著者が横浜黄金町、路上と一体化しているガード下の赤提灯でそこの主人から女の話を聞く。東京町田といいながら、川を挟んで神奈川にある「田んぼ」という名の異界でタイ人を誘って呑む。
札幌、青森から宮崎、さらにはフィリピン、韓国、パリと各地を巡って、呑んでは書いた異色<色街案内>。最近の政治的な発言には首を傾げたくなる点も多々あるが、この紀行文はいい。
『他人を見下す若者たち』 速水敏彦著 講談社
他人を軽蔑することによって自己を肯定するという偽りのプライドを持つ事を著者は「仮想的有能感」と呼ぶ。
自分の非をつかれる前に、相手の非をつく。悲しみより怒りの感情を強く表す。現代の若者に見られる(大人にも当てはまると思うが)傾向はどのようにして生まれ、今後の社会にどう影響を及ぼすのか、教育心理学者の著者が考察する。
『寒夜』 李喬著 岡崎郁子・三木直大訳 国書刊行会
台湾では近代化の側面から日本を評価する親日家がいる一方、抗日運動に生涯を捧げた人がいるのはなぜか。日本軍の兵士として戦った人びとの心の内はどうだったのか。
この小説は1890年、苗栗県大湖の東に位置する山、蕃仔林を開墾の地に選んだ客家人一家の苦難の半世紀を描く。
占領や戦争が人の心に何を刻むのか。その答えは難しい。
『黒田清 記者魂は死なず』 有須和也著 河出書房新社
「大阪読売」の名社会部長として知られた庶民派ジャーナリスト、黒田清の生涯を描く。
黒田の波乱に満ちた生き方や個性豊かな人柄に引き込まれる。抜いた抜かれたの哀歓を晴らすため、酒とバクチに明け暮れた日々。朝起きが苦手で、遊軍記者を望み、やがて、企画に見せるバツグンのセンスと文章のうまさで頭角を現す。
晩年は右よりに路線を変えていく東京本社の方針で、社内的に追い詰められていく。
『シネマ今昔問答・望郷篇』 和田誠著 新書館
04年に出た「シネマ今昔問答」の続編で、編集者の問いに答える形で映画と自分史が展開していく。
登場する夥しい映画の言葉が、元気のいい映画の精霊となって私達を取り囲み、映画への愛をはぐくむ。
『人は死んだらオシマイよ』 山田風太郎著 PHP文庫
忍法帖シリーズや明治伝奇もので一世を風靡した著者は、生老病死を飄々と写したエッセーでも知られた。戦争で修羅を見た人に固有のニヒリズム、しかしどこかユーモアを漂わせたその名言の数々を集める。
ちょっと疲れましたので<絵本のおすすめ>は休みます。

