
先日、「大宅壮一ノンフィクション賞」の発表がありました。
このブログで
早くから紹介していた石井光太さんの「物乞う仏陀」も
候補にあがっていたのですが、
残念ながら落選。
厳しい選評もありましたが(石井さんにとってはどうでもよい事でしょうが)
これまでどおりのご活躍に期待しています。
今頃はどこの国で、どんな人と、
どんな事を語り合っているのか・・・
次作が出るのを楽しみにしています。
■■■ 本日のおすすめ本 ■■■
【このブログはいろいろな所から出版の情報を集めて、書いています。出来るだけ多くの本を取り上げようと思っていますので、紹介する文章は中途半端に終わっているかも知れません。それでも、本のセレクトにはいっぱいの気持ちを込めています】
漫画版『神聖喜劇』全6巻 大西巨人 原作 のぞゑのぶひさ 画
岩田和博 脚色 幻冬舎
原作が完結したのは、30年以上も前になるでしょうか。
何年にもわたって書かれた大長編で、当時読むのに苦労した事を覚えています。
現在も文庫本で刊行されていますので、出きれば原作を読んでほしいのですが、この機会にコミック版でこの作品の魅力に触れてみてはどうでしょう。
本書は戦前の日本軍を舞台とし、天才的な記憶力をもつ主人公の東堂が軍隊の中の理不尽さをあぶり出すというものです。(ほんとうはもっと重層的な内容ですが)
『万物の尺度をもとめて』 ケン・オールダー著 吉田三知代訳 早川書房
1792年、天文学者のドゥランブルとメシェンはパリから北と南へ旅立った。
教会の尖塔や火山の頂きに立って、三角測量という手法で、ダンケルクからパリを通過してバルセロナに至る子午線の長さを測った。
彼らの仕事は地球全体の子午線を算定し、北極から赤道までの距離の1000万分の1を1メートルと定義することだった。
世界共通の度量衡の制定は、人類の夢だったのだ。
本書はその誕生にまつわる秘話で、「万物の尺度は人間である」という言葉で結ばれる。
もうすぐ12時です。今日はこのへんで、ということで。

